【プロの選択】なぜ2026年もElementorではなくWPBakeryを使い続けるのか? WP 3大ビルダー徹底比較

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WordPressのサイト制作において、ページビルダー選びは「保守性」と「ユーザー体験」を左右する最も重要な決断です。

世の中では「Elementor」がテンプレートの豊富さで人気を博し、公式の「Gutenberg(ブロックエディタ)」が標準となっています。
しかし、多くの現場でサイトを10年以上構築してきたプロの視点から、あえて断言します。

1点物の高品質なWebサイトを作るなら、最適解はズバリ「WPBakery Page Builder」です。

今回は、GTmetrixでの速度検証結果や運用コストを踏まえ、なぜ今WPBakeryを選ぶべきなのか、3つの主要ビルダーを比較しながら解説します。

1. 【表示速度】WPBakeryがElementorに勝る理由

サイトの表示速度は、SEOだけでなく成約率に直結します。
同じ構成のページをElementorとWPBakeryで作成し、GTmetrixで比較した結果、WPBakeryの方が圧倒的に高速なスコアを叩き出しました。
具体的には当サイトのトップページと同等のものを テーマ、サーバー固定で制作し、Gtmetrixの有償版 東京サーバーから計測した結果がこちら。

Elementor

トップのスライダーはjQueryで制作、それ以下のページ構成はBakeryとElementorで別々に作成。
Elementorでも体感的にはそんなに遅くないと思えたのですが…

WpBakery
gtmetrix Aランク

ここまで差が出るとは思ってなかったのですが、体感でもだいぶ違いますね。

大きく違ったのはDOMサイズとJSの読み込み。
同じ様な構成のWebサイトの場合、ElementorはWpBakeryの10〜30%程度大きくなる事がわかっています。


Google Lighthouse もご覧の通り。Elementorだとこの数値は難しい。

 


海外の比較サイトやYoutubeでも同様の結果です。Fastest WordPress Page Builder 

WPBakeryの方がGTmetrixなどの測定ツールで高速な結果が出たのは、決して不思議なことではありません。

実は、「多機能でモダンなElementor」よりも「枯れた技術のWPBakery」の方が、フロントエンドの読み込み負荷が低いケースが非常に多いからです。

なぜElementorは重いのか?

Elementorは「誰でも簡単に」を実現するために、1つの要素を表示するだけで膨大な入れ子構造(DOM)を生成し、大量のCSS/JSを読み込みます。
主な理由は以下の3点に集約されます。

1. アセット(CSS/JS)の読み込み構造の違い

Elementor
直感的な操作と高度なアニメーションを実現するため、非常に多くのJavaScriptライブラリや膨大なCSSを読み込みます。たとえそのページで使っていない機能があっても、ベースとなる大きなファイルが読み込まれる傾向にあります。

WPBakery
構造が非常にシンプルで、ショートコードをHTMLに変換する仕組みです。動的なスクリプトの依存度がElementorより低いため、初期ロード時のリクエスト数やファイルサイズが抑えられます。

2. DOMツリーの階層(コードの深さ)

Elementor
柔軟なレイアウトを可能にするために、一つのウィジェットを表示するのに多くのタグ(ラッパー)を入れ子にします。これを「DOMの肥大化」と呼び、ブラウザが画面を描画(レンダリング)する際の計算コストを増加させます。

WPBakery
Elementorほど多重の入れ子構造を作らないため、HTMLが比較的シンプルになり、結果としてLCP(最大視覚コンテンツの表示時間)などの指標が良くなる場合があります。DOMの肥大化は最小限です。

Gutenberg
よりシンプルだが、有料のビルダーに比べると発展途上といった所で、生産性は一歩落ちます。

3. フォントとアイコンの処理

Elementorは標準で「Font Awesome」や「Google Fonts」を読み込む設定が強力に働いており、これが外部リクエストを増やして速度を落とす要因になります。WPBakeryはそれらに比べると、テーマ依存の部分が多いため、余計な外部通信が発生しにくい構成になっていることが多いです。

WindowsやMacOSも年々色んな機能が詰め込まれて肥大化しているのと同じ傾向がElementorですね。

ページビルダー別の「速度」と「負債」の関係

テスト結果を踏まえた、各ビルダーの特性を整理します。

特徴 WPBakery Elementor Gutenberg
描画速度 比較的速い やや重い 最速
理由 コードがシンプル アセットとDOMが肥大化 WP標準機能で余計な読み込みなし
開発の自由度 非常に高い 中程度 向上中
停止後のリスク 最大(コードが露出) 中(レイアウトのみ崩れる) 最小(ほぼそのまま)

「デザインが良くても表示が遅いサイト」は、プロの仕事としては失格です。
軽量でキビキビ動くサイトを提供できる点は、WPBakeryの最大の武器と言えます。
最速を求めるなら、エディタを使わずにHTMLとCSS、JavaScriptだけで構築すれば良いのですが、クライアントさんの使い勝手を考えると現実的ではありません。

2. 【コストと保守】サブスク型Elementorの罠

Elementor Proを利用する場合、避けて通れないのがサブスクリプション(年額課金)です。

Elementorの懸念点
サブスクが切れると、Pro機能の更新が止まるだけでなく、将来的なWordPress本体のアップデート時に互換性が崩れ、サイトが壊れるリスクを常に抱えます。クライアントに継続的な固定費を強いることになり、メンテナンス性の面でも不利です。

WPBakeryのメリット
基本は「買い切り型」のライセンスです。一度購入すれば追加の月額費用はかからず、ランニングコストを抑えたいクライアントに自信を持って提案できます。経済的かつクリーンな契約形態は、プロとしての信頼に繋がります。

データの保存形式や「プラグイン停止後の挙動」について

ElementorとWPBakery、Gutenbergで作成したデータはいずれも基本的にはデータベース wp_posts と wp_postmeta に保存されますが、Elementorだけはデータの持ち方がWPBakeryやGutenbergとは大きく異なります。

Elementorのデータ保存場所

Elementorで作成したコンテンツは、主に以下の2か所に格納されています。

① wp_postmeta テーブル(メインデータ)
Elementorの編集内容の「本体」は、ここにJSON形式で保存されています。

メタキー: _elementor_data

内容: カラム構造、ウィジェットの種類、設定値(色、サイズ、テキスト内容など)がすべてシリアライズされたJSONデータとして入っています。

② wp_posts テーブル(フォールバック用)
Elementorは、SEOや検索、およびプラグイン停止時の表示のために、HTML形式のデータを wp_posts の post_content カラムにも書き出します。

ただし、ここにはElementor独自のCSSや高度なレイアウト情報は含まれず、あくまで「素のHTML(テキストや画像タグ)」に近いものが保存されます。
ライブラリ/テンプレートに関しては wp_posts の中の elementor_library というカスタム投稿タイプに保存されます。

またElementorはパフォーマンス向上のため、設定したスタイルをDBから読み出すのではなく、ページごとに独立したCSSファイルを生成してサーバー上に保存します。
外部CSSファイル: wp-content/uploads/elementor/css

WPBakeryが「ショートコード」という古い手法でデータを保持するのに対し、Elementorは「JSONデータ(設計図)」と「外部CSS(見た目)」を分けることで、より高度なデザインと高速な描画を実現しています。

そのため、WPBakeryのように「ショートコードが露出する」ことはありませんが、プラグインを止めると「CSSが当たっていない、ただの画像とテキストの羅列」になります。

 

3. 【生産性】直感的な操作と自由度のバランス

「標準のGutenbergでいいのでは?」という声もありますが、実務レベルでは課題が残ります。

Gutenberg(ブロックエディタ)の限界
Gutenbergは軽量ですが、複雑なレイアウトを組むにはまだ機能が未発達です。細かい微調整に時間がかかり、結果として制作工数(コスト)が膨らみます。また、管理画面が独特で、納品後にクライアントが「どこを触ればいいか分からない」と混乱するケースも少なくありません。

WPBakeryの直感的なUI
WPBakeryは、バックエンド(管理画面内)でのレイアウト把握が非常に容易です。プロにとっては「1点物」の複雑なデザインを正確に形にする自由度があり、かつ一般ユーザーにとっても「どのブロックがどのコンテンツか」が視覚的に分かりやすいため、納品後の更新作業もスムーズに進みます。


WpBakeryはUIが素直で、クライアント様も分かりやすい。

私は実務で10年以上WordPressサイト制作を行って来ましたが、クライアント様からのWpBakeryの評判は非常に良いです。

Wpbakeryの生産性
またショートコードをテキストとしてコピーすればWpbakeryを導入した他のサイトでも同じレイアウトを簡単に複製出来ます。
一々、エクスポートとインポートを実行しなければならないElementorに対して、コピペでレイアウトをすぐに複製出来るWpBakeryは制作者の生産性向上に役立ちます。

比較項目 WPBakery Elementor Gutenberg
表示速度 ◎ 高速(軽量) △ 重くなりやすい ◎ 最速
コスト ◎ 買い切り × サブスク必須 ◎ 無料
自由度 ◎ プロ向け1点物 ○ テンプレート依存 △ 配置に制限あり
操作性 ◎ 直感的 ○ 初心者向け △ 慣れが必要

 

4. WPBakeryの真価を引き出す!「Impreza / Zephyrテーマ」との黄金構成

WPBakery単体でも高速ですが、ImprezaやZephyrといった「WPBakery特化型テーマ」を組み合わせることで、その速度とカスタマイズ性は次元が変わります。プロが現場で行っている、さらに速度を稼ぐための設定術を公開します。

まずはElementorとWpBakeryのフロントエンドエディタの比較

Elementorのフロントエンドエディタ (Hello Elementorテーマ利用)

WpBakeryのフロントエンドエディタ (Imprezaテーマ利用)

どちらも非常によく似た操作性です。Elementorを使い慣れた人なら、WpBakeryへの移行は楽だと思います。
その逆もしかり。

1. なぜ「Impreza / Zephyr」なのか?

これらのテーマは、単にWPBakeryを同梱しているだけではありません。テーマ自体がWPBakeryの要素を「独自の上書き(オーバーライド)」しており、以下のメリットがあります。

グリッドビルダーの統合
WPBakeryの標準機能では難しい、複雑な投稿リストやカードデザインを、ビジュアル操作だけで1点物として作り込めます。

 

アセットのオンデマンド読み込み:
使用していないWPBakeryの要素(Element)のCSS/JSを、テーマ側で賢くカットする仕組みが備わっています。

2. 速度を極限まで高める3つの具体的設定

WPBakeryとこれらのテーマを使用する際、必ずチェックすべき最適化ポイントです。

① テーマ独自の「最適化設定」を有効化する
Impreza/Zephyrの管理画面(Theme Options)には、パフォーマンスに特化した設定項目があります。

Move JS to Footer
スクリプトをフッターで読み込み、レンダリングブロックを回避します。

Optimize JS/CSS size
サイトで使用している要素のコードだけを生成し、ファイルサイズを極限まで削削ります。

② WPBakeryの「Legacyモード」をオフにする
古いショートコードとの互換性を保つための「Legacyモード」が有効になっていると、余計な処理が走ります。
最新のImpreza/Zephyr環境であれば、これらをオフにしても全く問題ありません。


  Zephyrテーマの高速化設定 (全て有効化を推奨)

 

③ 外部アセットのローカル化
Elementorが外部から読み込みがちなGoogle Fontsやアイコンフォント(Font Awesome)を、テーマの設定で「ローカル(自サーバー)」から読み込むように切り替えます。(フォントはWoff2への変換とアップロードが必要)これにより、外部サーバーへのリクエスト待ち時間がゼロになります。

 

3. 【プロの視点】1点物サイトで差がつく「ヘッダー・フッター」の自由度

Elementor Proではサブスクが切れるとヘッダー編集すらままなりませんが、Impreza/Zephyr × WPBakeryの構成なら、「Header Builder」を使って直感的に、かつ永久に自由にカスタマイズ可能です。

「買い切り」という経済的メリットを享受しながら、これほどまでに緻密な1点物が作れる環境は、クライアントにとっても制作サイドにとっても、まさに「三方良し」の選択と言えるでしょう。

現在の当サイトもWpBakery+Zephyrカスタム の構成で構築してあります。

まとめ:2026年のWordPress最速・最強の布陣

GTmetrix A評価を維持しつつ、保守コストを最小化した「プロ仕様のWebサイト」は以下の構成です。

ビルダー
WPBakery Page Builder(軽量・買い切り・直感操作)

フレームワーク
Impreza 又は Zephyr(高度な最適化・柔軟なグリッド) いずれも買い切り。

 

最新のツールを追いかけることだけがプロの仕事ではありません。
クライアントにとっての「真の価値」つまり、低コストで維持でき、高速で使いやすく、顧客を満足させるサイトを提供するために、私は自信を持ってWPBakeryをオススメします。

あなたは、テンプレートを並べますか? それとも、本物の1点物を作り上げますか?
2026年、あえて『枯れた技術の進化系』を選んでみませんか。

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