3年ほど前に購入したシャープのドラム式洗濯機。
最近になって乾燥をかけても、きちんと乾燥されずに生乾きになってしまう現象が多発。
買った当初に比べて乾燥時間も倍以上掛かる様になってしまいました。
「U04エラー」が発生しているけど、上部フィルタの汚れは少しだけで特に問題なし。
色々調べてみると原因はフィルターの奥にありました。今回はこの乾燥フィルター関連のトラブル対応日記です。
まずは分解!上部のネジを外す
そういえば買った時に比べて上部フィルターが汚れにくくなった気がする。
これはもしかしてフィルターの先に何か詰まっているのでは?
そう思って上部フィルターを外してもその奥は見えません。ライトで照らすと何かいるようではあるのですが。。。
これは絶対何かありそうな気がしたので分解してみることに。
どうせメーカ保証もとっくに切れているし。
ちなみに試される方は「自己責任」です!壊れても文句言わないでくださいね。
必要な工具
おすすめは磁石付きのプラスドライバー2番
では分解!
コンセントを抜いて、水道元栓閉めてホースを外します。
ホースの水が結構漏れるのでタオルを用意しておくと良いでしょう。
次に手前にあるネジ2本を外します。
シールでネジ穴が隠されているので爪やマイナスドライバーなどで剥がします。
無くさない様に注意。
こいつを2本外します。
次は上部フィルターを外して見えるネジ4本を外します。
これね。
最後にドラム式本体天板の後ろ側にあるネジを5本外します。
写真は3本だけですが、左側にも2本ネジがあります。
合計11本のネジを外せば天板が外せます。
パカっとね。
内部フレームの取り外し
天板が外れるとこんな感じに。
肝心の乾燥フィルターにアクするセスには赤枠のフレームが邪魔です。
という事で、こいつを外します。フレーム自体は両端のネジ4本と上部のネジ1本でとまってるだけですが、「バネ」や「配線」が付いてるので最初にこれらを外します。
バネは前後に2本付いていますが、手で簡単に外れます。
赤丸部分に配線と乾燥センサーのホースがとまっているので、指やペンチなどで押し込んで外します。
バネと配線が外れたらドライバーでフレームのネジ5本を外します。
写真のネジだけ長さが違うので、元に戻す時に間違わない様にしましょう。
(少し長いネジになってます)
乾燥フィルターを分解
フレームを外すと乾燥フィルターにアクセスできる様になります。
赤丸のクリップをつまみながら黒いホースを外します。
青いフィルター側とドラムの上部にある2箇所とも外します。
結構硬くて、勢い余って手をぶつけてしまいました。
ホースが外れるとこんな感じに...
既に何かが詰まっているのが見えますが、この更に奥が総本山です。
ネジ5本を外して白いカバーを外します。
(ネジは赤丸部分。ちなみに写真は清掃後です。)
衝撃!ペットボトル1本分の埃が!!
カバーを外すと衝撃の光景が。
はうっ! 埃まみれ! しかも隙間なくぎっしりと!!
そりゃ乾燥しない訳だ。
500mlのペットボトル1本分の埃が取れました。
毎日使っていたのでカビなどは生えてなかったですが、それでも、これはこれは。。
ウエスを使って綺麗に掃除しました。
黒いゴムホースの中に、乾燥センサーのホースが出ており、この部分にも埃が溜まりやすいので綺麗にします。
3年も使うとこうなってしまうのは致し方無いものなのか。
ネットで調べるとどのメーカーもこの手の不具合がある様です。
埃が溜まるのは仕方ないにせよ、それならもっと簡単に掃除できる設計だと良いんですけど。
分解と逆の手順で組み付け
一通り埃を取ってクリーニングしたら分解と逆の手順で組み付けて行きます。
難しい事は無いんですが、黒いホースの組み付けにはちょっとコツが要ります。
ホースの接続部分には持ち手が付いてるので、引っ張りながらしっかり奥まで入れるのが大事。
ここがしっかり嵌っていないと乾燥時の埃がドラム内に戻ってしまうので念入りに確認しましょう。
なんだかんだで開始から1時間位掛かりました。次からはもっと早くできると思います。
分解クリーニング後の感想
音が小さくなった!
まず最初に乾燥時の音がすごく静かになりました。
買った当時は静かだなと思っていたドラム式。いつの間にか乾燥時には結構大きな音がしていたのですがそれがすごく静かに。
乾燥時間が半分に!
あれだけ埃がたまっていれば乾燥の効率も悪くなるわな。そりゃ。
分解前は乾燥が中々終わらず、4〜5時間掛かって生乾きという事も多々あったのですが、分解後は2〜3時間でしっかり乾燥してくれます。
柔軟剤無しでふわふわの仕上がり!
これは嬉しい。下着やタオルなんかは柔軟剤なしでもふわふわに。
新品当時の威力が蘇りました。
もっと早くやっておけば良かった。
メーカーに頼むと出張修理となり結構な修理代金が掛かるであろうトラブル。
今回は自分楽しみながらやって久々に満足度の高いDIY修理でした。
*参考にされる方は自己責任でお願いします。