会社員を辞めて独立・自営しているフリーランスのミシナです。
いきなりですが、生活の拠点を仙台から同じ宮城県の川崎町・青根地区に移すことにしました。
青根は蔵王近くの温泉地。移住先は山奥にある別荘地。
川崎町の空き家バンクと移住支援による移住です。
いつかは山奥で田舎暮らしと憧れていた移住・定住の夢がこんなに早く実現するとは。
しばらくは仙台の事務所と青根の2拠点生活の予定です。
ここでは川崎町の魅力となんで青根地区に移住することにしたのか?
その辺を紹介します。
Contents
川崎町・青根ってどんな所なのか
川崎町は宮城県の南西に位置しており、山形県との県境になります。
町の面積の殆どは森林。
東北では唯一の国立公園「みちのく湖畔公園」があり、アラバキロックフェスの会場としても有名。
蔵王山の懐にある「青根温泉」は標高500mの高地に湧く天然温泉が魅力。
他にも「峩々温泉」「笹谷温泉」といった名湯・秘湯が揃っています。
川崎町の人口は8,000人位で震災以降の減少率が大きいのだとか。(震災前は1万人位だったようです)
そんな川崎町の中でも蔵王山よりの高地にあるのが青根地区。
青根温泉が有名なんですが、近くには別荘地や企業の保養所みたいな所が点在。
別荘地周辺は清流が流れており、自然樹木がなんとも言えない清々しい環境を作っています。
そしてそんな環境を求めて県内外からの移住者も多いのが青根地区なのです。
青根に移住すると決めた5つの理由
さてそんな青根に移住すると決めた理由は色々ありますが、大きかったのは次の5つ。
水と空気・蔵王がきれい
青根地区の入口。ここから見える蔵王が綺麗。蔵王に近いので実物は圧巻。
一番は水と空気です。青根地区は標高400〜500mで冬は少し雪が多いですが夏は涼しい場所。
そして空気感が明らかに違う場所です。
なんというか澄んでる感じ。近くを流れる川の水もめちゃくちゃ澄んでいます。
田舎なんで虫はそれなりに多いですが、自然の豊かな山奥。私達にとって理想の場所でした。
なんと温泉付き!の別荘地
探し当てた物件はなんと温泉付きの別荘。
風呂故障、ボイラー無し、灯油タンク腐食、雨漏り、屋根の要修理等など、色々と修理しなくてはならない部分がありますが、修理・リフォーム費用に関しては移住支援もあるのでなんとかなりそう。
これらはもちろん自分で修理するつもり。
内覧に行った時は庭の桜が満開でした。
別荘地なので道の草刈りや、雪かきは管理事務所が対応してくれるそう。
更に近くにはBLUE COFFEEというお気に入りのオシャレカフェがあったり、蕎麦屋、ビザ屋、クッキー屋さんなど普通の田舎とはちょっと違う感じ。
川の流れる音が聞こえる場所
空き家を見に行った時、車から降りて最初に聞こえたのは川の流れる音。
この空き家のすぐそばには川が流れており、このせせらぎがとても気持ちの良い音だったのが印象的。
家は選べるけど、環境ってなかなか自由にならないので、この清流の近くの環境は理想的。
契約が無事済んだ5月下旬撮影。
緑がきれいです。
仙台市まで車で1時間ちょい
青根地区から仙台の事務所までは車で約70分。
当面は仙台の事務所もそのまま残して、仙台と川崎の2拠点生活をするつもり。
週の3日は仙台で仕事、残り4日は青根で仕事と休日。
青根でもWEBの仕事がメインになりますが、空き時間でリフォームしたり、家庭菜園をしたりと過ごす予定。
本業のWEBの方はデザインにも力を入れたいのでこの環境は素晴らしい。
毎日の通勤だときついのですが、週に3日程度だったら全然大丈夫。
川崎町は渋滞とは無縁なので運転は楽な感じ。
雪がめっちゃ積もったら仙台の事務所に泊まるので冬もあんまり気にしてません。
充実の移住支援
ここが大きい所なんですが、川崎町の移住支援は宮城県では最高に充実しています。
移住をサポートしてくれるスタッフさんが常駐し、色々と親切に相談に乗ってくれました。
他の市町村は移住支援がお世辞にも充実しているとは言えず。
空き家バンクがあっても物件が少なかったり、問い合わせようにも担当がいないとか、やる気が感じられず。。
川崎町の場合は同じ様に移住された方々が、地域おこし協力隊として親切サポートしてくださったのが心強かったですね。
リフォームや引っ越し費用の補助もあるのも大きい。DIY好きの自分には本当にありがたい。
大家さんもとても親切でいい人だったのも決め手のひとつでした。
リフォーム職人始めます!DIY賃貸という形
とてもいい条件の物件なのですが、築20年という事であちこち修理が必要な場所がありました。
今回の物件の契約条件は修理が必要な場所は借り主である私が対応するということ。
その代り、原状復帰義務がある程度なくなり、自分で自由に修理出来ます。
家賃も仙台のマンションの半分程度で貸して頂けるのでメリットの方が大きい感じ。
最近流行りの「DIY賃貸」という形です。
大きいのは風呂のボイラー。
この青根の物件では温泉用のボイラーと、通常の水道水用のボイラーの2つが必要なのですが、その両方とも壊れて撤去されていました。
水道出したらいきなり水漏れ。。。がんばろう!
内覧の時はあまり気にしてなかった浴槽も一般家庭用とは違って超でかい。
測ったら約500Lは入る浴槽。はうっ!
普通に考えるとガス代や水道代が2倍と言うこと。
川崎町はプロパンが高いので灯油ボイラーがオススメ
そして更に困ったことに、話によると川崎町のほとんどはプロパンガスなので、ガス代が異常に高いとのこと。
これは困った。。
たぶん家賃が安くなった分、プロパンガス代に消える感じ。うーむ。。
という事で考えた挙げ句、お風呂のガスは止めて石油ボイラーにすることにしました。
石油だと機器が若干高いのですが、川崎町のガス単価と比べるとランニングコストはガスの半分以下になると思います。
幸い私、電気工事や危険物の資格を持ってますんで、石油ボイラーは自分で設置するつもりです。
(ガスだと私の持ってる資格では設置出来ない)
他にも
・灯油タンクの交換
・ビルトインコンロの交換
・屋根の修理
・雨漏りの修理
・フロアヒーターの修理
・風呂の水漏れ修理
・家の片付け・清掃 など盛りだくさん。
古くなった灯油タンク。中もサビサビだ。
更に灯油タンクの基礎コンクリートが劣化、アンカーが全く効いてない危険な状態に。
これは基礎からやり直しだな。。
そんな感じで仕事の傍ら、リフォームも進めて行く予定です。
無事住めるようになるまで、色々あると思うけど楽しんでやっていこうと思うのでした。
続く