温泉の石油給湯器をDIYで交換 | 青根移住・田舎暮らし

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青根移住に向けてDIY真っ最中。

移住先の別荘はなんと温泉付き!これは使わない手は無い。そのため必要な給湯器は2台。

今回は最大の難関である石油給湯器の取り付け。

電気・水道・石油とこれまでの経験と資格が試される内容なのです。

 

引っ越しの日までシャワーが使える様になることが当面の目標。

 

山奥ならプロパンより石油が断然安い!石油給湯器を猛烈にオススメ

自然の豊かな川崎町の青根地区。

山奥なので都市ガスなどというものもちろんありません。

したがってガスは当然の如くプロパンガスになるのですが、困ったことに川崎のプロパンガスは高い!
しかももの凄く高いです。

ガスの単価を調べてシミュレーションしてみると我が家の普通の使い方でも月2万円は間違いなく超えて来ることがわかりました。

更に移住先の別荘はお風呂の浴槽がどでかいので下手すると3万超え…

さすがにガス代に3万だと田舎暮らしのコストメリットがなくなってしまうので、色々調べて考えました。

 

そのひとつの答えが石油ボイラー。

石油はプロパンに比べて価格の地域差が小さく、値段も安い。そして熱量が大きいので北海道の田舎などはほぼコレ一択です。

 

こちらの計算式が我が家の使用量に近くてだいぶ参考になりました。

燃料費比較

・プロパンガス 289,522円/年

・石油     55,986円/年

 

なんと石油とプロパンガスでは年20万以上も違います。

ガス給湯器に比べて石油給湯器の方が若干高いものの、ここまでランニングコストに差が出ると石油以外は選ぶメリットがなさそう。

エコキュートなどの電気温水器も検討しましたが、温泉とシャワーの2系統を付けると設置費と機材費などの初期費用が結構掛かるので却下。

しかも石油給湯器だと自分の持っている電気工事と危険物の資格だけですべて完了できるという容易さも決め手でした。
(電気工事は第3種接地工事に必要。危険物は無くても大丈夫ですが、乙4があればガソリンや石油などの引火性液体全般を合法的に扱うことが出来ます。)

 

 

温泉に使える給湯器は公式には無し!だが井戸水に使える貯湯式給湯器がベスト

石油給湯器を取り付けるとなったら次は機種選定です。

移住先の別荘はなんと温泉付き!
そうは言っても温かいお湯がそのまま出てくる訳ではありません。
源泉の温度が37℃で、別荘に供給される際にはもっと低い温度になっているので加温が必要。

そのため必要な給湯器はシャワーや台所・洗面所の水道水の給湯温泉の加温用の2台になります。

 

水道管直結の給湯器は瞬間式の水道直圧タイプを選べば問題ないのですが、温泉水の場合に瞬間式のものを使うと高い確率で配管の詰まりやピンホールなどの危険があります。

どこのメーカーも温泉水の使用はサポートされず保証の対象外になってしまうようです。

 

ただ、まわりにある他の別荘をチラ見すると付いているのはコロナやリンナイなど普通の給湯器ばかり。
弱アルカリ性の泉質はそこまで機械に影響する訳でもなさそうです。

そんな訳で他のお宅でも使用されている貯湯式の石油給湯器が候補になりました。

 

貯湯式と直圧式の違いとは

直圧式は水道の圧力をそのまま使ってボイラーで水道水を加熱し、お湯を使う分だけ沸かすタイプが水道直圧式です。
加熱されたお湯の水圧は水道と変わらず、勢いのあるシャワーが特徴。

ガス給湯器なども殆どがこの直圧式タイプです。

 

それに対して貯湯式は給湯器の中にある貯湯槽(タンク)に水を貯めて加熱し、お湯を作る方式です。

貯湯式のタンクは内部部品が腐食に強いステンレス製のため、ミネラル分が多い地下水に対して強い腐食耐性があり、水質が低い場合でもお湯を貯めておくことが出来るという特徴があります。

メーカーの公式サポートではありませんが、温泉水などにはピッタリの方式が貯湯式なのです。

デメリットとしては水道の圧力を一旦減圧するのでお湯の勢いは直圧式に劣ります。
今回は温泉の加温用に使うだけなので圧力は低くても問題なし。

 

青根の冬は寒いらしいので出力はそれぞれ4万キロの物をチョイスしました。

ということで届きました。


石油給湯器2台!

定価だとそれぞれ20万を軽く超えますが、ネットの最安値だと給湯専用の直圧式タイプで7万円。

給湯と追い焚きタイプの貯湯式で9万円で買うことが出来ました。

これらの取り付けを業者に依頼すると工事費込みで60万位のお見積りです。
このネット全盛時代、自分でやるなら石油タンク込で20万位で完了できるのでチャレンジのし甲斐があります。

 

シャワー側給湯器取り付け(石油直圧式)

こちらが現状

おそらくガス給湯器が付いていたであろう配管は残っていましたが、給湯器本体は取り外されしばらく放置されていた状態。

経験上こういった古い配管を使う場合は入念にチェックする必要があります。

配管の断熱材やヒーターを全て取っ払ってみると…


配管に亀裂っぽいのを発見。


バルブを開けてみるとご覧の通り。完璧使い物になりません。


幸い水漏れはこの部分だけのようなので、パイプレンチで配管ごと取っ払ってしまいます。

水廻りの作業にはパイプレンチが必須。


配管部分にはフレキパイプ用のアダプターを取り付けました。

この写真の手前が給水で、奥が給湯戻りの配管。長さが違うと色々面倒なのでどちらも同じ様に処理します。

しばらく使っていない配管は中に汚れやサビが溜まっているので事前に十分にパージします。
給水配管はそのまま水出すだけでOK。

給湯配管のパージは給水配管と給湯配管をフレキで直結して十分配管内を洗い流します。(後術)

 

ということで設置!

ここから先は忙しくて写真無しです。タイガーベースを水平に設置してその上に給湯器を置きます。
付属の金具で家の壁と給湯器を固定。

繋ぐもの

・給水配管(別売りフレキ20mm)
・給湯配管(別売りフレキ20mm)
・灯油配管(銅管・付属品)
・アース棒(第3種接地工事・要電工免許)
・台所リモコン(別売りケーブル必要・極性無しなので配線は楽)
・コンセント

配管や配線が別売りなので、フレキ配管は設置場所に応じて適当な長さのものを用意する必要があります。

この部分が一般の人には分かり難い部分。フレキは太さが基本13mmか20mmのどちらかです。
ケーブルは専用品じゃなくても2芯のものなら何でも大丈夫そう。

配管類の接続後は少しずつ圧力をかけて水漏れ、油漏れの無いことを入念にチェックします。

今回事前にフレキを用意していたのですが、配管の穴で取り回しを変更することになって長さが合わず(長すぎ)とりあえずこの状態。
この辺が本職のプロとの違いですかね。

これはあとで交換しよう。冬が来る前に配管の断熱材とヒータバンドの取り付けも必要ですがとりあえずシャワーが使えるようになりました。

シャワー給湯は特に問題なくあっさりと完了。部材さえ揃っていればそんなに難しいDIYでは無いです。

 

 

温泉側給湯器取り付け(石油貯湯式)

シャワー側で得た経験値でスムーズに!

続いて温泉側の給湯器取り付け。こちらは追い焚き配管もあるタイプです。


給水配管と給湯配管をフレキで繋いでパージしているところです。


しばらく使われていなかった配管からは茶色い水が大量に… 温泉水は綺麗な状態になるまで入念にパージしました。
この水を新品の給湯器に入れてはいけません。


10分位パージするとご覧のとおり。他には水漏れ箇所も無いようで一安心。


同じ要領で追い焚き配管もパージしました。
こちらはそんなに汚れていなくて良かった。配管もまだまだ使えそうです。

昔の追い焚き配管には極性があるのですが、これが配管みてもよく分からない。
そんな時は浴槽側にフィルターが付いている方が戻りです。

浴槽のお湯を「フィルター」を通して給湯器に戻し、給湯器からのお湯はフィルターを通さず供給するのが正しい配管。
写真は給湯(往き)配管です。

ということで配管のパージ(洗浄)が終わったら本体の設置です。

こちらも設置中の写真無し。


こっちも給水・給湯のフレキが長すぎ!でした。

繋ぐ配管は給湯専用と基本同じですが、追い焚きの戻り・往きの2本が追加されています。
内部に見える丸い筒が貯湯槽。この給湯器はだいぶ重たいです。


風呂リモコンを取り付け中。動作確認後にしっかりコーキングします。

ドキドキの試運転。


温泉でたどー!

配管の長さが合わず見た目がイマイチですが、動作自体は問題なし。

温泉に給湯器を取り付けたのは人生初でしたが、終わって見ると案外簡単だったなーというのが正直な感想。

そして自分の家で温泉が出るというのは不思議な感じです。

 

青根の温泉使用料について

自宅に温泉があるといっても全て使い放題というわけではありません。
気になる自宅温泉の使用料。

5㎥(5000L)まで無料

5㎥以上は1㎥(1000L)につき648円

 

移住先の浴槽は満タン500L、通常400L位で使用するので単純計算で毎日交換しても月12回までは灯油代だけで温泉が無料で使えます。
毎日交換して18回分超過すると仮定すると(18x400L=7,200L)で超過分8㎥となり月5,184円 これが温泉使用料のMAX値。

実際には残り湯を沸かしたりもするのでここまで使いません。
灯油の使用量は月40L位なので3,000円ちょい。

 

毎日交換したとしても温泉使用量+灯油代で月8,000円位で自宅温泉に入れるという事になります。(シャワー給湯除く)
2日に1回の交換なら温泉使用量+灯油代で月5,000円ちょい!

昔、仙台の青葉台という場所に済んでいた頃は小さいお風呂だったんだけど、プロパンガス代がやたら高くて2人暮らしで月2万払ってました。そう考えると信じられないほど安いです。

 

ちなみに温泉を自宅に引き入れるためには120万円の初期費用が掛かるそうな。
これは温泉の配管を引き込むだけで、浴槽や給湯工事は別途なので実際使えるようになるにはとてつもない金額になりそう。

お金持ちにしか出来ませんね。

 

さてシャワーとお風呂も無事使えるようになって、とりあえず住むことが出来る状態になりました。
他にも直す部分はまだまだあるのですが、それは引っ越ししてから。

仕事に移住の準備、引っ越し準備、DIYと忙しい時は重なるの法則を実感する日々。

仕事の納期もだいぶ詰まってます(笑)どうなることやら。

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