2020年1月。青根に移住してから初めての冬。
別荘定住1年目。人生初の山ぐらしで、どんだけ雪が降るのだろうと心配していましたが、温暖化の影響大で雪は少なめ。
今回は別荘ならではの冬の生活を紹介します。
Contents
青根の冬の暮らしについて
例年だと1月中旬で30〜40cmほどの積雪があると聞いていた青根温泉別荘地。
夜になると気温は氷点下5℃位まで下がり、3日に一度は雪が降る感じ。
風も強い日が結構多くて、蔵王から吹く冷たい風「蔵王おろし」が吹き荒れます。
そんな厳しい青根の冬ですが。。
夜になると蔵王から雪が飛んできたり、降ったりで朝方の景色は真っ白になる日が多い。
ただ昼になると気温が5℃位まであがるので雪は残らず溶けてしまうのです。
気温が低ければ間違いなく根雪になって春まで残るのでしょうけど今の所移住後のMAX積雪が7cm位。
今年一番の積雪でもこの程度。
いまの所、これが積雪の最大値です。
この程度の積雪であれば普通の車でもスタッドレスタイヤで問題なく走れます。
ちなみに今年の仙台市内は全くと言っていいほど積雪がありませんね。
仙台の事務所まで車通勤なので雪が深くないのは良いことではあるのですが、ちょっとさみしい感じもします。
温暖化の影響は他にもあって、スキー場は雪が足りなくて営業できなかったり、例年だと2月に開催される雪まつりが雪不足で中止になったりしています。
「青根雪あかり」
2000個のミニかまくらに灯りがともる幻想的な「雪あかり」(写真は2019年の川崎町広報から)
今年で24回目となるこのイベントは2月9日開催予定でしたが、雪が足りなくて中止に。
楽しみにしてたのに残念!
丸石油ストーブが大活躍の冬
それでも青根の冬は寒いです。
久しぶりに見た氷柱!日中でもこんな寒い日が続きました。
そんな冬に大活躍するのがご覧の丸ストーブ。
今までは石油ファンヒーターが暖房のメインだったんですが、移住してから使い始めたこの丸ストーブがとても暖かくて今では手放せない必須アイテムに。
6000kcalというとんでもない火力であっという間に部屋中が暖かくなります。
上にやかんを載せておけば10分で完全沸騰。
焼き芋焼いたり。
塩をつけるだけで十分美味しい!今はいろんな種類のさつま芋を試して楽しんでます。
じゃがバターもかなりいけてます。これも品種によって味や食感が違うのが面白い。
外は氷点下でも家の中はポカポカ。コーヒーはどんなに忙しくても毎朝豆を挽いて淹れてます。
北側の窓からは日中、かなりの高確率でダブルレインボーが見れます。
野菜は冷蔵庫いらずでストック
移住してからちょくちょくお世話になった近所の直売所。
冬になると近所の農家さんの家の前には野菜が並びません。冬の間はお休みらしい。
そんな訳で冬の間の野菜は週に一度隣町の道の駅まで買い出しに行って大量にまとめ買いします。
うちにはあまり大きい冷蔵庫が無いのですが、冬の間は
道の駅で買える「土付きネギ」が最高!
スーパーではあまり見かけませんが、産直に置いてある土付きのネギが最高に美味い。
土がついたまま寒い玄関付近においておくと長い間保存できます。
この状態でもネギは生きているので、いつでも畑からとってきたばかりの鮮度で食べることができます。
土が付いて見た目が綺麗では無いかも知れませんが、味は最高。
一度こういうのを食べてしまうとスーパーの野菜はネギの甘味が弱く、食感もだいぶ硬い。
こっちに来てから、野菜関連の料理のレパートリーが増えました。
冬の温泉も最高
寒い日には自宅温泉に浸かって温まってから寝る。
こっちに来てからは毎日そんな贅沢をしています。
水道水と違って塩素などの消毒が無いので肌に優しいお湯。
飲用も出来る綺麗な源泉。身体の芯から温まるので風邪知らずですよ。
冬の間はあまり変化が無いですが、よく見ると少しづつ蕾が育って来て春の訪れを待っているよう。
この冬の夜はみぞれが降ってこれまた風流。
冬の灯油代など
引っ越して来たばかりの頃は温泉が勿体ないといった理由で2日に一回浴槽の水を交換していたのですが、最近は毎日新しい温泉水と交換しています。
温泉水には塩素が含まれないので、1日経つとそれなりに水が汚れた感じになるので衛生上良くないなと思ったからです。
そんな感じで寒い冬の温泉代と加熱に使う灯油代がこんな感じ。
温泉使用量 1ヶ月で約3,000円(5立方メートル超過)
灯油代 1月(90L) 約8,500円(温泉・シャワー給湯込み)
冬場は水温が下がるので灯油代がどの位かかるのか心配してましたが、相変わらず激安です。
500Lの浴槽に温泉水を張って毎日交換。シャワーも使ってこの金額。
山暮らしには絶対灯油ボイラーがおすすめですよ。
これに丸ストーブやファンヒーターの石油代が入りますが、思ったほど使わないで済んでいる印象です。
青根の冬の感想
今年「も」温暖化であまり雪が降らず、用意していた雪かき用のスコップもまだ仕舞ったまま。
雪が降ったら「かまくら」とか「雪だるま」を童心に帰って作って見ようね。なんて話をしていましたが今の所はまだの様です。
青根に暮らしてみると気温は確かに低いのですが、冬の空気はより一層澄んでおり気持ちいい。なんというか気分に温く感じます。
逆に仙台の町を歩いていると都会のほうが寒々しく感じてしまうのです。
これは不思議なもので妻も同じ感想でした。
周りには何もないけど、綺麗な空気と水が何よりも一番。夜の星もめちゃくちゃ綺麗に見えます。
ここは静かで気持ちが落ち着く場所。
普段ごちゃごちゃしている町中で仕事してると、こんな何も無いのが最高の贅沢だとも思えますね。
田舎暮らし、いつまでも続けられそうです。