青根別荘地に移住して2年。実際の暮らしはどうなのか?田舎暮らしの感想

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月日の流れは早いもので青根の別荘地に移住してから2年が経ちました。

だいぶ放置していたこのブログは1年ぶりの更新です。
その間世の中はコロナで大変な事になっていましたが、田舎は実際どうだったのか。

コロナで変わった事やその後の暮らしについて振り返ってみます。

 

 

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仙台の事務所を締め、青根に完全移住

昨年は「少し」大きな決断をしました。

これまであった仙台の事務所を締め事務所を青根に完全移転。

元々私の仕事は県外の方が7割の比率で、打ち合わせや納品もほぼ全てがリモートだったので
移転してもほとんど影響がなかったです。

仙台の事務所はお客さんと顔を合わせながらの打ち合わせにはあったら便利だけど、
コロナ禍ではむしろ対面は敬遠され、事務所の意味はなくなりつつありました。

影響が大きかったのは妻のヨガスタジオの方。
仙台の中心地にある物件は賃料負担も非常に大きくコロナの影響がなかったと言えば嘘になり、
すでにオンラインレッスンの方に主軸が移っていました。

賃料や今後の動向を考えるともはや潮時でした。

 

悩んだものの、結果はオールOK。

賃料・光熱費・駐車場代の負担、仙台への通勤がなくなり、時間とお金に余裕が生まれました。
特に今年の冬は雪が多く、車を出せない事もあったのですが、通勤がなくなったので雪の心配を
しなくても済むのが大きかったですね。

現状復帰などの費用が掛かり2020年度の利益はさほどでもなかったですが、コロナで逆にWEBの
需要が増え、売り上げは過去最高を記録しました。

 

別荘地は最近人気?次々と空き家が埋まっていく今

コロナで変わったのは私たちだけではありません。

周りの人の流れも変わりました。
休日には蔵王山に続く道の車の量が明らかに増え、日によっては渋滞することも。

このような状況なので皆んな蔵王などの自然のある場所に集まるようです。
集まるとは言っても仙台のような人混みにはならないので良い気晴らしになると思いますね。

空き家だった別荘も今では結構定住者が増えています。

2年前に青根の別荘を検索したときは10件以上の物件があったのですが、現在はほぼゼロ。
蔵王も同様です。

私たちのようにリモートで完結する仕事の場合はこの様な別荘地がすごくいいという事に
人々が気付き始めたのでしょうね。

 

経験者が語る田舎暮らしのメリット・デメリット

いい所だけじゃない田舎暮らし。都会の様な便利さとは真逆です。
実際に感じた事をつらつらと書いてみます。

メリット

何よりも水と空気、風景、空が綺麗。

まず環境がすごく良いです。
高地にある青根は水や空気が澄んでおり四季折々の景色を楽しむ事ができます。

花粉症持ちの妻は春になると薬を飲んでましたが、ここに越してからは花粉症の
薬を飲まなくても平気になったそうです。

街に出かけると花粉症の症状が出て、薬が必要になるのでここの環境が良いのは
間違いないです。

自然が好きな人ならオススメの住処です。

別荘地なので他人の干渉はほぼありません。

田舎の古い部落だと煩わしい近所付き合いや草取り、どぶ攫いなどの煩雑な付き合いが
あったりするのですが(私の実家が実際そうでした)、ここは別荘地なのでそんな煩わしい
付き合いは一切ありません。

人付き合いがないのは都会と一緒で、人付き合いが煩わしい私たちにはメリットです。

自然の音。

朝は鳥の声で目を覚まし、窓を開けると川の流れる音。夏は蝉の声が煩いけど
窓を閉めてエアコンつければあら快適。

秋は鈴虫の声。冬以外、年中自然の音が賑やかです。

車の騒音に比べたら、これがどんなに心地よいかは言うまでもありません。


家のベランダから撮影したオオルリ。綺麗な声を聞かせてくれます。

野菜が新鮮で美味しい

田舎は産直がたくさんあって野菜が新鮮で美味しいのです。そして安い。
必然的に野菜中心の生活になりました。

 

生活コストが圧倒的に安い

ここも大きなポイント。田舎は都会に比べて圧倒的に家賃が安い。
川崎町では仙台の半額で2〜3倍広い家を探せます。

駐車場は無料が当たり前。電気や通信料はどこでも一緒ですが、田舎で高いのはプロパンガス位。
(なのでウチは灯油)

自宅には温泉があり、夏場は温泉使用料、灯油代合わせても月5,000円位とまぁ信じられない位
リーズナブルに快適な生活が送れます。

 

デメリット

虫は多い

カマドウマ、カメムシ、蜘蛛、この辺の虫が家の中までたまに侵入してくる代表選手です。
妻はいまだに悲鳴をあげますが、少しは慣れたみたい。

虫も自然の一部なので虫嫌いな人は田舎暮らしできないかも。

買い物が不便

最寄りのコンビニまで車で片道15分。

買い物は車で片道30分。
ちょっとした買い物でも結構なロングドライブになります。

青根は仙台により、山形市の方が近い位置なのでよく山形に買い出しいってましたが、
緊急事態宣言で県を超えた移動がどうのこうの…が一番迷惑でした。

家電や保存の出来る食材などほとんどはAmazonで買えば自宅に届けてもらえますが、
生鮮品はそうはいきませんので買い出しが必要です。

頻度を減らすために、冷蔵庫の他に冷凍庫を置いてなるべくまとめ買いしています。

雪が凄い

今年の青根は雪が深く、40センチ位の積雪が。
別荘地内は管理会社の方が除雪をしてくれるのですが、雪が多いと除雪が夕方になってしまうことも。

そのため朝会社に行かなければならない会社員では住むには厳しい環境だと感じました。
私たちには通勤がなくなったのであまりデメリットにはなりませんでしたが、それでも雪かきは大変です。

 

車がないと生活できない

都会では車がなくても歩いてスーパーやコンビニに行けますが、ここではそうはいきません。
歩いていける範囲にお店はありません。何をするにも車は必需品。

ガソリンを入れるのにも最低20分は運転が必要な場所。時間に余裕がないとしんどいかも。
冬を考えると4WDのSUVが欲しい所です。

車が汚れる

自然が多い反面、落ち葉や樹液が車に着きます。冬場は雪が半分溶けずに道路はぐちゃぐちゃ。
車を洗ってもすぐに汚れます。晴れれば土埃も被ります。

蔵王からの吹き下ろしの風が強く、木の枝が飛んできたりして知らないうちにボディに傷が
ついていることもままあるので、まぁ綺麗な車には合わない環境です。

くるま命の人は住めないかも。

雑草と落ち葉

雑草がよく育つので草刈り、除草剤などは必要です。
秋から冬にかけては大量の落ち葉。

たまにしか別荘使わない人だと、1日草取りや落ち葉掃除で終わるかも。
定住していても結構大変で、都会では無い作業です。

病院も遠い

これは実際に経験したことではありませんが、もし急病や怪我をした場合、救急車を呼んでも
到着まで最低20分は掛かる筈です。そこから病院へ搬送するとしても大分時間はかかるだろうなと。

都会で暮らす以上に病気とか怪我しない様に気をつけないとダメですね。

 

自分にあった生き方を。

とまぁこんな所で田舎暮らしは色々とデメリットもあるのですが、
今の私たちにはデメリットよりも遥かにメリットの方が大きいのです。

 

ゆっくりとした時間と四季折々の自然の美しさ。
今は田舎暮らしを楽しんで暮らしています。

今の世の中、人生の答えは一つではありません。
人それぞれに自分にあった生き方があると思っています。

都会で暮らす人、田舎で暮らす人、それぞれに良い悪いはありません。

大事なのは自分にあった生き方ができているか。
そう思う今日この頃です。

 


昨年迎えた2匹の保護猫ちゃん。ここ子は「キキ」
片方は体が弱く冬を越せませんでしたが、この子は元気に育ちました。

 

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