仙台のフリーランスWEBクリエーターのミッシーです。
今日はホームページに使用する写真撮影のテクニックをまとめてみました。
1ランク上の写真撮影に必要な機材
カメラ
WEB用の撮影には何百万円もするプロ用機材は必要ありませんが、レンズ交換式の一眼レフカメラで
RAWデータを保存できる物がオススメです。
各メーカーの中級機であればこの要件はクリアです。
(わたしはNikon D7100を使用)
スマホであればiPhoneあたりが画質も良く、使い勝手も良いのですが、背景をボカシたい、本格的な撮影
をしたいとなると、やはり一眼レフには敵いません。
レンズ
ポートレート撮影だったら35mm〜55mm程度の「単焦点レンズ」がおススメです。
わたしが愛用しているのはNikon AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G F値1.8と非常に明るいレンズです。
35mm固定でズーム機能はありませんが、単焦点の魅力は何と言っても強烈な「ぼかし」
このレンズ1本でかなり雰囲気の良い写真が撮れちゃいます。
また幅広いアングルで撮影したりする場合はズームレンズも1本あると便利ですね。
スピードライト
簡単にいうと外付けフラッシュです。
カメラから切り離して好きな場所に設置できます。(カメラにコマンダー機能が無いとダメです)
フラッシュを天井に向けて放射し、その反射光で撮影することで自然な影を演出することが出来、
写真が上手くなったと錯覚するほどの違いが有ります。
下手な照明器具を買う位なら、これ1台で幅広い撮影が出来ますのでおススメ。
(わたしの愛用品はNikonのスピードライトSB-700です)
補助照明
被写体の演出に使えるLEDライトが使い勝手も良くおススメです。
わたしが使用しているのはLOE(ロエ)の198B
大光量1250ルーメンで色温度調整機能付き。
カメラのバッテリーを電源として使えるので非常に便利です。
バックペーパー&スタンド
被写体に応じて、最適なサイズと色を選びます。
うちでは、画用紙タイプの物は使わず、ポリエチレン製の丈夫なものを使っています。
鏡とそこそこ広い部屋
本格的な撮影スタジオには及びませんが、iTスタジオの名前は伊達ではなくちゃんとした
鏡付きのスタジオがあります。
身だしなみを整えたり、ポーズの確認をしたりと鏡があると何かと便利です。
何枚も撮るのがコツ! 実際に撮影してみよう
今日はiTスタジオのデザイナーであり、仙台の人気ヨガティーチャーでもあるShoko先生にモデルに
なってもらい、ホームページ用のヨガのポーズの写真を撮影してみました。
フラッシュの位置を調整したり、アングルを確認しながら、実際には何枚も撮影します。
経験則ですが、数撃ちゃ当たるの精神で枚数を多く撮るのがコツですよ。
この時カメラの撮影モードは忘れずにRAWモードにしてください。
RAW現像って何よ?
デジカメなのに現像?
詳しくは他のサイトの情報みてもらうとして、簡単に言うとカメラの画像センサーに入った
情報をそのまま残した生(RAW)データの事です。
カメラ側の処理を挟まず、撮影時のデータがそのままの形で残っているので、後の補正処理が
メチャメチャ楽になります。
これを実際に現像して行きます。
こちらがRAWデータを読み込んだ所。ちょっと明るさが足りないですね。
RAWデータをPhotoShopで現像します。各スライダーを動かす事で自然な色合いになりました。
これがjpg画像だとこんな簡単に自然な仕上りになりません。
RAW現像ってほんと凄いよ。
PhotoShopで画像加工
ここからはPhotoShopで要らない背景部分をトリミングして行きます。
新しいPhotoShopCC2015では画像のトリミングが非常に高機能に生まれ変わりました。
なんて楽ちんなのでしょう。
この画像をWEB用のJPGに保存したのが下の画像です。
こんな感じで、10万ちょいの投資+RAW現像と、PhotoShopで 低コストで高品質なホームページ用の画像を制作することが出来るようになります。
おまけ
RAW現像前
RAW現像後
どうです? 同じ写真でも処理の仕方で全然違う仕上りになるんですね〜。
次回はRAW現像についてもう少し、深く掘り下げようかと思います。
ではまた。