ネットワークオーディオ N-50A レビュー

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ネットワークオーディオ N-50A

パイオニアのプリメインアンプに続いてネットワークオーディオN-50Aを購入しました。

一言でいえばこれ、最高!

音質の良さはもちろんのこと、操作性やレスポンス、デザインふくめて満足度の高い1台です。

40数年の人生、初のネットワークオーディオ専用機。

果たしてその音質や使い勝手はどうなのか? マニアックな視点からレビューします。

ネットワークオーディオとは?

その名の通りネットワークにある音楽ファイルを再生するオーディオ機器のことです。

スマホ等でもネットで曲の聴き放題サービスがあり、それもネットワークオーディオの一種とも言えます。

これに対して専用機の一番の特徴はCDを超える高音質なハイレゾ音源を再生可能なこと。

もちろんMP3などの圧縮音源も高音質に再生できますが、その機能が100%発揮されるのはハイレゾ音源の再生だと言えます。

 

Pionner N-50A を選んだ理由

ネットワークオーディオもピンキリで色々ありますが、アンプとメーカーを揃えたかったのとそのシンプルなデザイン、店頭で見た感じで決めました。

ネットワークオーディオはまだマニアックな分野。

パイオニアは昨年オンキョーに統合されましたが、店員さんの話によると最近売れているのはパイオニア製品の方らしい。

売れてる理由はクラスを超えた性能! らしいです。

 

設置と接続

と、言うわけで購入は自宅近くのヨドバシで。


重量は7.5kg アンプほどは重くありません。


内容物はリモコン、説明書、RCAケーブル、電源ケーブル

N-50A 裏面
裏面はこんな感じで比較的スッキリしてます。

モノラルのピンジャックでアンプとつなぐと、ネットワークオーディオの操作でアンプの電源や入力切替、ボリューム調整を行うことができるようになります。

モノラルのミニピンジャックというのが、専用品を買う必要もなく良心的。

・RCAケーブルでアンプと接続
・LANケーブルでネットワークに接続
・モノラルケーブルでアンプコントロールINと接続

光デジタル出力もありますが、それだと仕様上192kHz/24bitまでの出力にしか対応出来ません。

このN-50AにはMP3等の圧縮音源をアップスケーリングして高音質化する技術が使われていますが、これらが有効になるのはアナログ出力のみです。

わたし的にはアナログ出力での接続をオススメします。

 

NASが設定済みならすぐ使える

NASにはReady NASを使用しており、このReady NASにはDLNAの機能が標準搭載されています。

音楽ファイルの入ったフォルダを共有設定にしてDLNAをONにしておけばあっさりと認識されます。

N-50A
NASにあるハイレゾ音源を再生!


ディスプレイにはFLAC 96kHz/24bitで再生中の表示。


アンプはA-50DA。やはり同じメーカーだと統一感がでますね。


パソコンを使わなくても気軽にハイレゾオーディオが楽しめる環境に。

 

音質はどう変わったか

音を文章で伝えるのは中々難しいのですが、一言でいうと厚みと広がりが増しました。

アンプやスピーカーの性能にも大いに依存するとは思いますが、違いが顕著にわかるのがMP3等の圧縮音源を聴いたとき。

ネットワーク専用機なので、圧縮音源のD/A変換の性能が段違い。

いくらデジタル音源でもスピーカーから出てくる音はアナログなので、デジタルからアナログへ変換するD/A変換がいかに大事な事なのかがわかった気がします。

よく言われますが、音に艶がでた感じ。

逆にハイレゾ音源などは元から良い音で作られているので、パソコンから再生した場合と顕著に違いは出てこない感じです。

これでビットレートの低いインターネットラジオなんかを聴いてみるとその音の良さに驚きます。

 

スマホアプリが便利

Pioneer ControlAppというアプリを使うことでN-50Aの操作をスマホで行うことが出来ます。

これがかなり便利なのでその一部を紹介。

iPhone用

Android用

メニュー画面

ネットワークオーディオの電源とソースセレクターを兼ねています。

アンプコントロール画面

アンプやCDプレーヤの電源とボリューム、入力切替がスマホから操作できます。
これが地味に便利!

ミュージックサーバー画面 

NASにある音楽ファイルが一覧表示されます。
DLNA準拠なのでアーティスト名やアルバム名、ジャンルなどで細かくソート可能。

再生画面

必要な情報が見やすく表示されています。

スマホはあくまでコントローラーとして利用しているだけ。

スマホから再生している訳ではないので、バッテリーを気にする必要なし。

 

もちろんAirPlayを使えば、iPhoneやMACにある曲を聴く事も出来ます。


iPhoneの場合は右スワイプでAirPlay対応機器が表示されるので、そこからN-50Aを選ぶだけ。

なんというお手軽さ。

しかもHi-bitアップスケーリングの機能のおかげでMP3などの圧縮音源もも高音質に!

 

まとめ

ネットワークオーディオって微妙なものでパソコンがあれば、その機能のほとんどは代用できます。

買う前は無ければ無くてもいい。使わないようならすぐ売る!

そう思っていたネットワークオーディオN-50Aですが、実際に使ってみるとその音と、便利さにもう手放せない存在になりました。

パソコンと違ってファンノイズも無いしね。

導入に関してはNASを構築してとなると、ある程度マニアックな人を選ぶかも知れませんが、NASが無くても、外付けHDDやUSBメモリからの再生にも対応。

iPhoneやMacからのAirPlayも簡単に出来るのでデジタル音源をいい音で聴きたい人にはオススメ!

CDからリッピングした曲やハイレゾ音源など、聴きたい時に簡単に高音質で聴かせてくれる名機です。

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