MACでWindowsを動かす Parallels Desktop 12 ベンチマーク

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MACでWindowsを動かせる仮想DesktopソフトのParallelsのバージョンアップ案内が来ていたので最新版のVer12にアップデートしてみました。

 

MAC上でWindowsを実行できる便利なこのソフト。

MacOS Sierraでは旧バージョンのVer11も問題なく動作していましたが、メーカー曰くさらなる高速化を果たしたという新バージョン12。

 

果たしてバージョンアップする価値はあったのか?

その使い心地とベンチマーク結果をレビューします。

 

Parallels Desktopとは?

Parallels DesktopはMac上でWindowsやLinuxなどのゲストOSを実行できる仮想化ソフトです。

WindowsではVMware PlayerやVirtual PCと言ったソフトがあげられますね。

 

他にもMACにはBootCampというWindowsを実機にインストール出来る機能がありますが、こちらはパフォーマンスを100%発揮できる反面、MACとWindowsを同時に使うことが出来ないので使い勝手は落ちてしまいます。

 

多くのMACユーザーが愛用していると思われるParallelsの魅力はその安定性。

登場したばかりで自作PCでは不安定だったWindows10もParallelsでは安定していました。

パフォーマンスも通常のOffice系ソフトを使うなら全く不満はありません。

 

Parallelsをインストールする

parallelsはこちらのサイトから購入出来ます。

アップグレード版は税込み5,300円でした。

 

決済完了後インストーラーをダウンロード出来ますので、ダウンロードしたdmgファイルをマウントします。

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マウント後インストール.appをダブルクリックでインストールが始まります。

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エクスペリエンスプログラムは「いいえ」で。

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購入後メールで送られてくるアクティベーションキーをコピペします。

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キーが通りました。

 

Parallels起動とおススメ設定

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インストールが成功すると新規仮想マシンのウィザードが開きます。

WindowsでもLinuxでも好きなOSをインストール可能。

 

わたしは以前にインストールしたWindows10をそのまま起動。

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ここからはパフォーマンスと安定性を重視したおススメ設定

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仮想マシンの構成は通常使用なら「業務用ツール」にします。

 

オプション設定

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最適化の項目ではパフォーマンスを「MAC優先」に。

 

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ゲストOSからの共有は解除しておく。 MACを共有するのチェックを全て外す。

 

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アプリケーションの共有も外した方が良い

 

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Ver12からの新機能。指定した時間にWindowsUPDATEを実行します。

 

ハードウェアの設定

ParallelsではゲストOSのハードウェア構成を自由にカスタマイズ出来ます。

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CPUのコアの割当は実際に使用しているコアの半分を割り当てます。

8コアのMacBook PROなら半分の4コア、4コアのMACなら2コアを割り当てるのが良さそう。

メモリは4Gあれば十分です。

メモリの量が少ないMACはあまり多くを割り当てない様にするのがポイントです。

 

 

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グラフィックメモリは内蔵GPUがあれば512MB、統合グラフィックスの場合は256MB位の設定で。

 

Ver11と12の比較ベンチデータ

さて実際にどの位パフォーマンスが上がったかベンチマークで計測してみます。

ホストマシン MacBookPRO 15インチ 2014 MID

CPU  2.5 GHz Intel Core i7
メモリ 16 GB 1600 MHz DDR3
GPU  NVIDIA GeForce GT 750M

ゲストOS Windows10 ビルド1607

使用したソフトはCrystalMark2004R3

 

設定は上記おススメ設定。

 

こちらはVer11の結果 390380
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こっちがVer12の結果 423258
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仮想環境で40万オーバーのスコア。恐るべしMAC BOOK PRO

これは思っていた以上に早くなってました。

新バージョンは前バージョンに比べ全体的に約8%の性能向上という結果になりました。

8%って言ったらパソコンを上位に物に置き換えたくらいのインパクトがあります。

体感上の違いはあまりありませんが、元々高速だったParallels Desktopが更に高速になったと言うことです。

 

総評

興味本位でアップデートしたParallels Desktop 12ですが、予想以上にパフォーマンスが向上しており嬉しい誤算でした。

そして特筆すべきはその安定性。

ParallelsはWindowsをインストールしてWEB制作の動作確認環境として長いこと使っていますが、

今まで一度もクラッシュしたことがありません。

 

実機の場合だとたまに再起動が必要になったり、ブルースクリーンが発生したりと色々とトラブルがつきものでしたが、それがない。

ストレス要らずでMACでいつでもWindows環境が使えるというのは想像以上に便利なものです。

 

Paralles Desktop 12 順当なバージョンアップでした。

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